スペースパワーフィットプラス雑感
SPFからの変更点とか
水作のスペースパワーフィット(以下SPF)の改良版、スペースパワーフィットプラス(以下SPFプラス)を購入して半年ほどが経ちましたので、雑感でも書いておこうと思います。
全体の画像は残してないので、説明がわかりにくいところは公式の画像でも眺めながら…。
- 付属のディフューザーが無くなった
- 水量調節のツマミがわかりやすくなった
- 内部のろ材が二つに分かれている
…など、いくつかの変更点がありますが、最も大きいのは三番目のろ材分割でしょう。後述しますが、底面と結合させる際の配慮もなされています。
ケースの下部にのみ吸水のための隙間があり、下のフィルターマット&スポンジで大きなゴミを引っ掛け、上のろ材ケースで生物ろ過能力をアップさせる、という構造のよう。本体に付いてくるのはフィルターマットとろ材ケース、ろ材ケースに入れる用の活性炭。ポンプ保護のためか、ろ材ケースの中に粗目スポンジが入っています。
付属品の構成上、SPFと同じ具合で使いたい場合は、交換用フィルターマットを別途購入する必要があります。

SPFは同じく水作から発売されているボトムユニットと連結することで底面フィルターのポンプとしても使えましたが、プラスになってもこの点は変わらず、というより改良されていると言ってもよいかもしれません。
ボトムユニットと繋げる際、SPFは下部の穴を開けて黒スポンジを取り除く必要がありました。SPFプラスは穴が空けやすくなっており(少し力を入れて押すだけで大丈夫)、黒スポンジにも穴あけ用の切れ目が入っています。底面化させた後は使い道が無くなって勿体無いなぁと思っていたのでありがたい。
ただ一つ気をつけなければならない点がありまして、ボトムユニットのパイプを穴に通すと結構きついです。隙間をなくして、より多くの水がろ材(底床)を通るようにする狙いなのかもしれません。
30cm水槽にSPFプラス(S)とボトムユニット、生体はミクロラスボラハナビ×5、ミナミヌマエビ、ラムズホーン。足し水のみでエビも貝もサクサク増えているので、小型水槽のろ過にはちょうどよさげです。
底面化するならフィルターマット必須
半年ほど経過した頃、SPFプラスの流量がほとんど動いていないレベルにまで落ちているのに気づきました。何じゃらほいと思いつつ調べてみたところ、ろ材ケース内のスポンジにすごい量のゴミ(というより泥?)が付いており、流量低下はそれが原因でした。
おそらく底面と繋いでいる所から入ってきたのではないかと思います。また、ろ材ケースには小さい麦飯石を詰めていたのですが、細かいゴミがその隙間を通り抜けた可能性もあります。構造上、粗方のゴミはフィルターマットが捕まえてくれるはずですが、それでも幾分かはろ材ケースを通り抜けてしまうのでしょう。
エビと貝が増えていたので、生体の影響もあるかもしれません。
前述したようにSPFプラスはパイプがきつきつで、分離させようとするとウッカリ砂利の下のボトムユニットごと持ち上げてしまう危険があります(手で底を押さえてから引っこ抜かないと……) 底面化するのであればメンテナンスフリーにしたいところ。水槽も安定していましたし、出来れば頻繁に外すのは避けたい…。というわけでろ材ケースを別売りのフィルターマットに交換してみました。半年経過時点で、今のところ流量には問題はありません。
ろ材ケースを使わないのは少々勿体無いですが、目詰まりを減らすにはフィルターマット×2の組み合わせが無難かと。底面結合せずに使う場合は、下部の細目の黒いスポンジがあるので目詰まりはしにくいのでは? と思います。
2016/06/23