金魚を卵から育てる

卵の発見

 2年ほど前から屋外の睡蓮鉢で金魚を2匹飼っています。別々のホームセンターで何となく柄が気に入ったのを迎えた子達です。今年(2024年)の4月に睡蓮鉢を掃除した際、水草に卵がついているのを発見しました。


水草についていた金魚の卵。大きさはおおよそ1ミリくらい。

 金魚のほかにいる生物はラムズホーン(貝)のみ。こちらの卵とは明らかに違うから金魚っぽいな~、鶏みたいに無精卵かもしれないな~と思いながら育ててみると無事生まれました。金魚がちょうどペアになっていたようです。
 とりあえず普通の餌も食べられる大きさになるまで育てることが出来たので、その時のメモがてら記録します。

卵をとる

 まずは卵を見つけましょう。金魚と一緒に水草を入れておくと引っかかっています。上の写真はアナカリスですが、ホテイアオイの根などにも生みつけています。水草が無ければアクアリウム用品で売っている産卵床を浮かべてもOK。産卵床は手作りする人もいるようです。

 春先の温かい時期、金魚が追いかけっこをしていたら産卵の合図かも。

さぁ育てよう

 調べてみれば金魚の育て方はいっぱい見つかるので、そこまで難しくはないです。とりあえず以下のものを用意しましょう。

必須なもの

  • 卵や稚魚を隔離する容器(大きなバケツなど)
  • エアレーションの道具(エアポンプとチューブ。分岐パーツがあるとなお良し)
  • ブラインシュリンプを確保する手段
  • 稚魚をどうするかの計画

あると良いもの

  • スポイト(ゴミ取り用)
  • メチレンブルー(卵のカビ防止)
  • グリーンウォーター

 親魚と卵を一緒にしていると食べられてしまうので、まず隔離する必要があります。卵の数にもよりますが、とりあえず最初は小さなプラケースで充分です。成長して来ると流石に手狭になるので、猶予がある間にバケツなりを用意しましょう。卵は水草ごとでもよいし、手で取ってもOKです。潰れそうで怖い場合は水草ごと移しましょう。

 卵が孵化するまではエアレーションをしておきます。ものぐさだったもので、最初は室内の水槽に稚魚隔離ネットを浮かべてそこに入れていたのですが、卵がカビるカビる。プラケにエアレーションが一番孵化する率が高かったです。
 水替えは頻繁にする必要はなさそうです。2リットルペットボトルにメチレンブルーを1滴入れて1日置いた水を作っておき、1日に半分ほど交換していました。孵化した後は、水替えの水はメチレンブルーなし(あればグリーンウォーター)に切り替えます。

 数日経つと稚魚が孵化します。プラケースだと壁に張り付いているので見つけやすいです。
 孵化してから何日かの間は、おなかに持っている袋の栄養で育つので餌はまだ不要です。稚魚の餌としてはブラインシュリンプが食いつきも良く与えやすいです。生まれて3日ぐらい経過したらブラインを沸かしましょう。過去の記事でも紹介したハッチャーがおすすめです。こちらにもエアーが必要なので、二又分岐パイプを使えばエアポンプが1つで済みます。


プラケに張り付いている、孵化まもない稚魚。

 頻繁に様子を見られない場合はグリーンウォーターがあるとより安心です。グリーンウォーターとは、メダカや金魚を外飼いしていると水が緑色になるあれです。正体は植物性プランクトンなので、これも稚魚の餌になります。ブラインのあげ過ぎは水が汚れる原因にもなるため塩梅が難しいのですが、グリーンウォーターがあればブラインが足りなくても大丈夫。
 朝と夜の2回に分けてブラインを与え、スポイトで食べ残しのゴミを取り除いて適宜水替えをします。エアレーションも一応引き続き行います。

 あとは金魚が大きくなるまでブラインを与えるだけです。大きくなってきたら屋外にバケツなりを置いて育てるのがよいでしょう。針のように小さかった稚魚が成長して、だんだん金魚の形になっていくのは感慨深いものがあります。
 それなりに大きくなってきたら、ブラインと一緒に普通の人工飼料を与え、少しずつ切り替えていきます。栄養価の高い「おとひめ」が評判がよいですね。

育ったその後は……

 さて、生まれた金魚達はそのまま飼い続けますか? 金魚が大きくなればスペースがもっと必要になりますし、来年も親魚が、数年後には育った子も卵を産むでしょう。増えすぎれば間引きも必要です……稚魚を育てる時には、その後をどうするかをあらかじめ考えておきましょう。
 フリマサイトで引き取り手を募集するのもありです、自分はジモティーを利用しました。お魚のやりとりは結構活発なようです。

 思ったよりまとめることは少なかったですね。意外とそこまで手間もかからなかったので、金魚の卵を見つけたら育ててみるのはいかが。

2024/06/02