ポケモン映画2012に隠されたメッセージ

~まずはじめに~

  • 前回の考察を読んだ上でごらんください。
  • いつも以上にまともな考察をしていません。

 レシゼク考察後編を読んでないと意味不明になっちゃうから気をつけてね。
 シビシラスとの約束だよ!

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ポケモン映画2012~そのテーマとは~

 春、2012年のポケモン映画のタイトルが発表された。「キュレム VS 聖剣士」、聖剣士はコバルオン、ビリジオン、テラキオン、そして同時に存在が公開されたケルディオのことを指していると見ていいだろう。

 映画の公式サイトの動画から予想する限り、キュレムと聖剣士ポケモンは敵対関係であるように見受けられる。
 また、サトシ達に攻撃をしかけている所を見ると、キュレムは(少なくとも序盤は)敵の立場として登場するようだ。相対的に、聖剣士たちは味方寄りのポジションになるだろう。
 実際はもう少し複雑なストーリーになるだろうが「キュレム=敵サイド、聖剣士=味方サイド」となる形だ。

 さて、お気づきだろうか。前回の考察と、上記の構図を合わせると、この映画に隠されたメッセージが浮かび上がってくる。味方=視聴者側であり、その敵であるキュレムは「現在」。
 そう、今年の映画にこめられたメッセージとは、

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 ということになるのだ。

 ゲーム上では、ケルディオを除く聖剣士ポケモンは特定のダンジョン内で主人公を待ち構えている。洞窟(ビリジオンは森の中だが)の奥にひっそりと引きこもっているポケモン……まるで必死になって個体値を選別しているげふんげふんポケモンに夢中になってあまりお外に出てこないポケモンユーザを暗示しているようではないか。

 九州新幹線内とのタイアップで、「しんそく」を覚えたピカチュウの配布が5月まで行われ、来週の3月17日には新幹線の停車駅でポケモンを配布するイベントが開始される。(参考:JR九州内の告知ページ
 (九州限定なのは置いておいて)ポケモントレーナーたちに、外出する機会を与えようという心配りが垣間見える。

 15周年という節目に現実を敵に据えるとは、映画製作陣もかなり気合が入っているようだ。映画、そして2の続報が非常に気になるところである。

2012/03/11